TL;DR
これらの選択肢の本当の違いは、誰が仕事をするかです。社内のFDEは、事業を理解して開発する1人の従業員です。開発会社は、たいてい営業担当と開発担当が分かれています。私のような月額制のシニアエンジニアは、御社と話し、事業を理解し、コードも書く同じ1人です。フリーランスのマーケットプレイスは、単発のタスクを片付けるには最速の手段です。どの選択肢にも、それが正解になる場面があります。
Denysです。ポルトを拠点とするシニアのフルスタック・AIエンジニアです。月額制でForward Deployed Engineer(顧客のチームに入り込んで働くエンジニア)として働いているため、私の見方はその点を割り引いてお読みください。以下では、それぞれのモデルについて、公平に最も良い面を挙げるよう努めます。
Forward Deployed Engineeringの仕事を進める方法は?
方法は4つあり、最初の3つでスタートアップの大半をカバーできます。
- FDEを社内で採用する。 御社の給与で雇う1人の従業員です。
- 開発会社に依頼する。 チーム、プロセス、契約を備えた会社です。
- 月額制でシニアエンジニアに参加してもらう。 1人が御社のチームに入り、タスクを受け取って納品します。料金は月額定額です。
- フリーランスのマーケットプレイスにタスクを出す。 速く、たいてい明確に決まった1件の仕事向けです。
| 社内のFDE | 開発会社 | フリーランスのマーケットプレイス | 月額制で参加するエンジニア | |
|---|---|---|---|---|
| 誰と話すか | 御社の従業員 | アカウントマネージャーまたはプロジェクトマネージャー | フリーランサー | 開発する本人 |
| 誰がコードを書くか | 御社の従業員 | 営業の段階では会わない人たち | フリーランサー | 話している相手と同じ人 |
| 誰が事業を理解するか | 御社の従業員 | 多くの場合プロジェクトマネージャー。その後チームに説明する | フリーランサー(案件ごと) | 開発する本人 |
| 引き継ぎ | なし | 営業から要件定義、開発へ | なし。ただし管理は御社 | なし |
| 開始までの期間 | 約3〜7か月 | 要件定義と契約締結の後 | 数日〜2週間 | 通話と最初のタスクの範囲決定の後 |
| コストの形 | 給与、福利厚生、紹介手数料 | プロジェクトの固定価格または時間単価 | 案件ごとの時間単価または固定 | 月額定額 |
| 契約上の縛り | 雇用 | プロジェクト契約またはリテイナー | 案件ごと | 月単位 |
| 向いているケース | チームの常設ポジション | 多くの役割が必要で、仕様が固まった大規模な開発 | 明確に決まった1件のタスク | 製品を知る1人と、毎週納品を進めたい場合 |
社内のFDEが正解なのはどんなとき?
仕事が恒常的で、会社とともに成長してくれる人がほしいときです。この職種は、The Pragmatic Engineerによれば、2010年代初頭のPalantirで生まれました。OpenAIの求人には、顧客とともに「ディスカバリー、技術的なスコープ設計、システム設計、開発、本番導入のすべてを担う」エンジニアと書かれています。
これはフルタイムの仕事です。顧客先に毎週常駐する人が必要な場合や、エンジニアのチームを作りたい場合は、採用してください。代償は時間です。採用にかかる期間の各範囲を私が合計すると、ポジションを開けてから成果を出す人が揃うまで約3〜7か月です。
月額制で変わるのは契約であり、仕事そのものではありません。私は御社のチームのForward Deployed Engineerとして、チームに入り込み、事業の回り方を理解し、本番用のコードを書いてデプロイします。採用活動の数か月も、退職の予告期間も、紹介手数料も不要です。
開発会社が向いているのはどんなとき?
開発会社が向いているのは、1人のエンジニアでは足りない数の役割が必要な仕事です。たとえば、デザイナー、モバイルチーム、QAが並行して動き、仕様がすでに明確な開発です。また、開発会社は1人が抜けても事業が止まりません。固定価格と、範囲の決まったプロジェクトの契約を最優先するなら、その構造は大きな強みです。
摩擦の原因は人ではなく構造にあります。プロジェクトを売る人、進行を管理するプロジェクトマネージャー、開発するエンジニアは、別々の3人であることが多いものです。引き継ぎのたびに、最初の通話で伝えた内容が少しずつ失われます。若い製品ではよくあるように、毎週スコープが変わるなら、この損失はコストになります。
フリーランスのマーケットプレイスはどこに当てはまる?
1段落で説明できる、明確に決まった1件のタスクに向いています。Upwork自身の調査では、単発契約の採用までの期間の中央値は9〜14日で、フルタイムの採用の中央値35日と比べて短くなっています。Upworkはこのスピードを売っているため、出典の扱いには注意が必要です。それでも、明確なタスクなら1〜2日で人が見つかるというのは現実的です。
マーケットプレイスが標準では提供しないのは、継続性です。選定、説明、管理は御社の仕事です。タスクが終われば、文脈は本人とともに去ります。1年続けてくれる優秀なフリーランサーは、下で述べる月額制に近づいていきます。つまり、分かれ目は呼び名ではなく、取り決めの形です。
月額制で参加するエンジニアは何が違う?
話している相手が、そのままコードを書く人です。エンジニアは御社のチャットに入り、製品を読み込み、タスクを受け取ってデプロイします。間に立って説明すべき人はいません。
仕事は、範囲を決めたタスクとして届きます。機能、バグ修正、連携、ページなどです。やり取りは主に非同期で、必要なときに通話します。毎週変わる製品、つまり文脈を知っている人が開発もする場面で、最もよく機能するモデルです。
不動産書類サービス向けには、不動産証明書を2〜3週間ではなく2〜3分で、EUR 200〜300ではなくEUR 99で処理するシステムを開発しました。事例は/ja/work/property-document-automation/でご覧いただけます。
限界も現実にあります。1人のエンジニアはチーム全体ではないため、デザイン、モバイル、QAが同時に必要なプロジェクトは開発会社の領域です。既存のコードベースでは、最初のタスクの前にコードを読み込む期間が必要です。タイムゾーンも重要です。1日に何時間リアルタイムで重なるかを確認してください。
よくある質問
月額制のエンジニアは、小さな開発会社と同じではない?
違います。違いは、誰が仕事をするかです。開発会社では、プロジェクトを売る人と開発する人が別であることが多く、情報は引き継ぎを経由して伝わります。私の場合、話している相手が御社の事業を理解し、技術的な判断を下し、コードを書きます。見るべきは会社の規模ではありません。問題を理解した人が、その答えを作る人であるかどうかです。
月額制のFDEは、採用するのと同じ?
働き方は同じで、御社のチームの中で手を動かす人も同じです。チームに入り込み、事業の回り方を理解し、本番用のコードを書いてデプロイします。違いは、契約上の縛りと契約形態です。月額制なら、採用活動の数か月も、退職の予告期間も、紹介手数料もありません。チームリードに育つ常設ポジションが必要なら、採用してください。
スタートアップはどの選択肢を選ぶべき?
- 常設ポジション、何年も続く仕事、育てたいチームがある場合:社内で採用する。
- デザイン、モバイル、QAを含む、仕様が固まった大規模プロジェクトの場合:開発会社。
- 今週中に必要な1件のタスクの場合:フリーランサー。
- 変化する製品を、その製品を知る1人と毎週納品したい場合:月額制。
月額制から始めて、後から採用してもよい?
はい。コードは御社のリポジトリにあり、取り決めは月単位なので、後から採用に切り替えるのは普通の流れです。月額制は、ポジションを開ける前に、フルタイムの役割がどうあるべきかを見極める方法にもなります。